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Excel「VBA」を学ぶ前に知っておくと良い基礎知識
ExcelVBAに限らずですがプログラム学ぶにあたって理解が必要な基礎知識(用語)があります。
今回から数回に渡って必要となる基礎知識をお伝えしたいと思います。
あらかじめ各要素の概要だけでも知っておくと学習の吸収率と速度が違いますので、是非最初はわからなくても良いので言葉だけでもまずは覚えてみて下さい。
ちなみにこの基礎知識は ExcelVBAだけに限らず全てのプログラム言語において共通の知識ですので、ゆくゆくは他の言語も学ぼうと考えている方には特知っておいていただきたいと思います。
変数という用語と概念を理解しておく
変数とは数値や文字を一時的に入れておく箱の様な物です。
例えば、「A =1+11」と書いた場合、変数Aに1と11を足した値を入れなさいとの意味になり、変数Aには12の値が格納されます。
そして、更にその後に「A=A+10」と記述した場合は、先の段で12の値が格納された変数Aに10を足した値を変数Aに格納しなさいとの意味となり変数Aの値は22となります。
トラブルの原因にもなる?!
ちなみに通常の言語ですと宣言と呼ばれる事前の定義が必要なのですが、 ExcelVBAではその必要がありません。
そこが使い勝手が良い一因でもあるのですが、トラブルの原因にもなりますので、めんどくさくても最初から変数は宣言してから使うことを癖づけておいた方が良いことは間違いありません。
宣言までの詳細を理解しておく必要はありませんが、まずは変数という用語と概念を理解しておくとよいでしょう。
「文字列の型」と「数字の型」があることを認識しておく
ExcelVBAのみならず、プログラムで扱う値には「型」と呼ばれる概念があり、前述の変数にもあらかじめその型が設定されます。
分かりやすい代表例を挙げると文字列型「String」、整数型「Integer」、日付型「Date」などがあります。
ちなみにExcelVBAの特徴的な型にバリアント型「Variant」と呼ばれるものがあります。
これはあらゆる種類のデータ型も扱える型で便利な反面トラブルの元になることも少なくありません。
前段で軽く触れた宣言無しの変数は自動的にこのバリアント型として認識されるために格納されるデータの型が文字列型だろうが、整数型だろうが構わず格納できるわけです。
最初の捉え方としてはデータの型には主に大きく分けて、文字列の型と数字の型があるということを最初は認識しておくと良いとです。
関数を活用し時短や効率化をしよう
関数とはプログラミングにおいても通常の数学と同様何かの値を入力したら値や何らか変化を返してきたり出力してくるものです。
一般的に複雑な計算や処理を汎用化する目的のものが多く、特にプログラム関連では高度な数学系の処理のものも少なくありません。
そして、 ExcelVBAにおいてはVBAに最初から備わっているVBA関数、ワークシート関数、自分自身でつくるユーザー関数と呼ばれるものがあります。
これら関数を活用することで記述の量を減らせて単純化でき、開発にかける時間の短縮や効率化が図れます。
まとめ
今回は変数、データの型、関数を解説しました。
まずは詳しくはわからなくても良いので用語とできれば簡単な概念をこのシリーズでつかんで頂けたら思います。
ちなみに今回の3つは特に基本中の基本の要素であり、これらの要素をのちのちしっかり認識して記述すればプログラミングの段階で大きなミスに遭うことなくプログラミングがスムーズに行えるようになります。
また、詳細な概要はネットなどでも参考になるページがありますのでご自分で調べてみるのも良いでしょう。